レディ・ゴディバの髪型で思い出しましたが、ブリュッセルのチョコレート博物館(現在のChoco Story)の前の館長をされていたのが、チョコレートビジネス創始者ジョゼフ・ドラップス氏から数えて第三世代の女性でした。その方とよく美容院で一緒になりました。私(男)が美容院に行ったという訳ではなく、当時ベルギーのとあるお城で結婚式を挙げる旅行のコースがあり、私がアシスタント・通訳を担当していました。そして挙式の朝、サブロン広場にある美容院に花嫁をお連れしてセットしてもらうのです。十分に長くない髪でもしっかりシニヨンにしてくれて、なかなか腕のいい美容師でした。月に2-3回という頻度だったと思いますが、そこには必ず館長がいてセットしているのです。美容師曰く、毎日セットにみえている、とのことでした。そこでセットして、博物館まで5分の坂を下っていく毎日だったのでしょう。それが昔の上品な女性のたしなみだったのか、は分かりません。文化、習慣の違いなのか、日本でも以前ではよくあった話のようにも思いますが。